小布施は、長野県の北部に位置し、千曲川の東側に扇状に広がる土地で、歴史は古く江戸時代からと言われています。「六斎市」（現在の安市）はその時のなごりで、その頃から人や物でにぎわい経済文化が栄えてきました。また多くの文化人も小布施を訪れ、葛飾北斎や小林一茶は特にゆかりが深いと言われ文化の街として影響を与えました。

美しい自然環境に恵まれた小布施町は、松川が作った水はけの良い酸性の土壌、そして寒暖の差がある特有の気候条件も加わり、献上品ともなるほどの「ブランド栗」を生みました。また果樹栽培も盛んで、りんご巨峰、梨、野菜なども殆どのものが作れる農業の盛んな町でもあります。そんな小布施は今では「小布施」というと「栗」と言われるほど、美味しい栗を生産する町として有名です。

２０１１年現在、人口は１２，０００人、世帯数は３，６３６世帯です。
高速道路のスマートインターチェンジが出来たことにより、近年はさらに観光客も増え、活気を増しています。
農業と観光が程良く調和した小布施は、これからも進化を続けます。

小布施に住むメリット

小布施町の魅力は、豊かな自然と食生活、なによりも住む人々が心から小布施を愛していることが、素敵な町づくりに反映されているのではないかと思います。福祉の面での充実はもちろん、観光でも輝く町には、心の豊かさと、物の豊かさの両方が備わっている気がします。小布施を愛する人々によるおもてなしの心、ホスピタリティが、「おぶせはいい町ですね」と言われる所以ではないでしょうか。

そんな小布施町に住みたいと、近年では家を小布施にと考える人が増えてきています。

昔ながらのおばあちゃんの伝統を伝え、そして新しいものもどんどん受け入れていく、柔軟な町が魅力なのだと思います。小布施町では自分らしく暮らせる男女共同産画社会の実施にも力を入れています。子育て世代の女性には嬉しい、ファミリーサポートセンターもエンゼルランド内にあり、働くお母さんの味方、仕事でお遅くなるなど、近くに頼れる人がいない方には、とてもお役にたてる行政サービスです。エンゼルランドセンターは未就学の子供さん達の遊び場として、子育てに不安なお母さんの友達づくりの場所として活動しています。毎月、催しが開催され「手作りおもちゃの日」「おはなしの日」「体操ひろば」「折り紙教室」などがあります。

社会福祉協議会のある千年樹の里ではボランティア活動も盛んに行われ、病院や老人施設への訪問、リクレーション、介護する家族への手助け、芸術、太極拳やカンフーなど楽しいボランティアも沢山です。小布施掃除に学ぶ会などもあり、街頭掃除やトイレ掃除などを行っています。観光だけでなく、文化活動も盛んで住む人にとって沢山の魅力ある町なのです。

小布施の公共施設紹介

小布施町は、小さい町ですが、すべてが揃っている生活にとても便利な町です。

特に福祉の面での充実は、大きな市では出来ない、きめ細かな対応が住民の安心感に繋がっています。町内の病院、新生病院は、社会福祉協議会との連携により、老人介護施設、デイサービスセンターとのチームでの医療が受けられます。そしてこれから増える老人介護の面でも、介護する家族もサポートする体制が整っています。

観光の面で、小布施は、第３セクターで町を活性化させる法人を設立していろいろな事業を立ち上げています。フローラルガーデンやフラワーセンターでは、花を栽培し、緑いっぱいの町になるよう花苗の販売もしています。６次産業センターでは、果樹や野菜の小布施ブランドを立ち上げ、生産販売をしています。

＜主な公共施設＞

小布施の観光

今では、全国区になるほど有名な小布施町の観光は、葛飾北斎の天井絵で有名な岩松院、国の重要文化財に指定されている薬師堂のある浄光寺、そして北斎館をはじめ、沢山の美術館。見るところの他にも、小布施には「小布施栗」で有名な栗菓子屋さんが何軒もあります。

竹風堂、小布施堂、桜井甘精堂、栗庵風味堂、松仙堂、塩屋桜井と言った栗菓子のお店以外にも、小布施岩崎などでもオリジナルの栗菓子を製造販売しています。桝一市村酒造場、松葉屋本店、高沢酒造、ワインの小布施ワイナリーなど、小さい町ながら４軒もの造り酒屋があるのも日本でも数少ないとか。古いものを活かし、新しいものも取り入れた景観作りにも力を入れ、歩道に栗の木を使用したり、町の中に緑との調和を考えた「森の駐車場」なども整備し、住民によるオープンガーデンで自慢の庭作りを小布施を訪れる人に開放しています。これも小布施を愛す人々による、もてなしの心で小布施の観光をサポートしています。

栗おこわは有名ですが、お蕎麦屋、和食のお店、イタリアンレストラン、フレンチレストラン、フランス菓子、ケーキ屋、最近ではお豆腐料理のお店も出来てとても人気となっています。小布施に来れば何でもあるというくらい、グルメの町でもあります。